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2014年1月

2014年1月 1日 (水)

玉ちゃんの独り言 第26回「愛国心と平和」

                   玉ちゃんの独り言 第26回「愛国心と平和」

  正月らしく(?)非常に仰々しいタイトルとなったが、2014年は日本人にとって、とても大きな転換点となるかもしれない年である。後世の歴史家が、あの年が日本の転機であったと記すようなことが起こる可能性が高いと言えよう。  「愛国心」と書くと多くの人が、少し気恥ずかしいような背中がむず痒い感覚に捉われるのではないか。かく云う小生もその一人である。だが愛国心とは、オリンピックやワールドカップで日本人(チーム)を応援する気持ちのことで、実はほとんどの人々が普通に意識せず持っているはずのものである。もちろん例外は存在するが・・・ 大抵の国の国民は日本人より、強い愛国心を持っている。中国・南北朝鮮然り、ロシア・アメリカ然り、その他日本と摩擦が起きる要素を持った国は、須く日本より愛国心の強い国家であると言えるであろう。愛国心の強い人から見ると日本は、そういう意味でも「普通の国」ではない訳である。小生が危惧するのは、愛国心の強さとプライドの高さは余計な衝突を生み出す源である点だ。先に述べたように、愛国心とは他国に負けたくない、勝ちたいという気持ちに繋がり、プライドの強い人は人になめられるのを極端に嫌う喧嘩っ早いタイプである。現政権は道徳教育に力を入れ、より愛国心ある若者を増やしたいらしい。アメリカから与えられた現憲法についても、気に入らないと思う人に増えてもらわないと困るのであろう。  戦後日本の平和がアメリカの核をも含めた軍事力の傘の下で保たれたという説に、小生は異論を唱える者ではない。が、日米安全保障条約が日本の平和を守ったという意見には同意できない。何故なら、世界の警察を標榜するアメリカは、ソ連・中国等の共産主義国家に日本が蹂躙されるのを黙って見過ごすことが出来ようはずもないからだ。つまり日米安保があっても無くても、結果としてアメリカは外敵から日本を守らざるを得ないのである。もちろんそれは日本のためでは無いので、日本の国土及び国民に被害が出ることもやむを得ないというスタンスに変わってくるが。とにかく戦後日本は一度も戦争に手を染めることなく、不戦平和を貫いてきた。それを一国平和主義と揶揄する向きもあるが、少なくとも日本人と日本の繁栄に寄与してきたことは間違いない事実である。同時に中国や韓国を始めとする東アジア諸国に大いなる安心感を与えてきたという側面も決して小さくないであろう。それに最も寄与したのは、日米安保ではなく、平和憲法の存在であったことは間違いない。したがって、集団的自衛権行使による安保強化は、東アジア各国に多大な不安感を与えることになろう。政府は、集団的自衛権の行使の範囲を極めて狭いものに限定すると強調して、日本国民や諸外国に理解を求めようとしているが、集団的自衛権とは、自衛隊員が日本(人)を守るためではない目的で、外国人を殺すことに他ならない(そこが既に存在する個別自衛権との差)。いかにもっともらしい理由を付けても日本がこれまで平和憲法の下で守ってきた不戦の誓いを破ることに変わりはないのだ。NSC、特定秘密保護法、武器輸出三原則を破るなど、現政権は、徐々に集団的自衛権と憲法9条改変に向けての布石を打ってきている。衆参院のねじれ現象という障害もなくなった今、政府自民党に解散総選挙する意味はない。基本的にやりたい放題なのだ。そしてそれは国民の選択の結果、つまり民意とされる。だが、国民はこの状況を望んだのだろうか? もしそうでないとすれば、どうするのが良いのだろうか? 一人一人が考える必要がありそうだ。  冬季オリンピック、消費税増税、ワールドカップと、大きな話題が目白押しの2014年であるが、この年が後世の歴史で、戦後ではなく、戦前と記されることがないことを只々願うのみである。

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